ファンとしてですが、20年近くC-POP(Chinese Pop)を聞いておりますが、事業の展開について感じていることについて書いてみたいと思います。にわかファン視点ですので、ご参考までに。
1. 香港
その昔90年代前半には四大天王と呼ばれるスパースターがおられました。その4名は、ジャッキー・チュン(張学友)、アンディ・ラウ(劉徳華)、アーロン・クオック(郭富城)、レオン・ライ(黎明)でしたが、彼らの活動拠点は基本香港でした。それまでは、映画も含めて中華圏で芸能界デビューをしようと思うと香港を目指すのが一般的でありました。これ以外に日本人に馴染みがあるところで言いますと、フェイ・ウォン(王菲)は、留学をしようとして香港に移住をした後に、結果として歌手デビューをしたりとか、日本で一時期女優活動をしていたケリー・チャン(陳慧琳)も香港出身で俳優・女優活動をしておりました。彼らに共通しておりますのは、香港芸能界で著名になって、中国や大中華圏である東南アジアへ活動の領域を広げていき、私もマレーシアに居た当時の20年前にフェイ・ウォンのコンサートを見に行った記憶がございます。
2. 台湾
その後、時代が移り変わる中で、特に歌手活動をする上で台湾を目指すアーティストが増えて来たような感じがします。と言いますのも、15年前にデビューしているアーティストでシンガポール・マレーシア出身の中華系のアーティストは、ほぼ全員と台湾でデビューしているようなイメージです。台湾でヒット曲を出して、その後、中国や大中華圏である東南アジアエリアまで広まっていきます。単純に台湾マーケットだけを見ますと、そこまでマーケット的に大きくないですが、中国・東南アジアを含めた大中華圏を見ますと、非常に大きなマーケットとなるため、このような流れが出来上がっているものと考えます。
■マレーシア
・リャン・ジンルゥ(梁静茹)梁静茹 - Wikipedia <出展:Wikipedia, youtube>
・グァンリァン(光良)光良 - Wikipedia
■シンガポール
・スン・イェンツー(孫燕姿)孫燕姿 - Wikipedia
■中国
・ディンダン(丁当)Ding Dang (singer) - Wikipedia
www.youtube.com・フゥーシァ(胡夏)胡夏 - 维基百科,自由的百科全书
3. デジタル
そして最近では、デジタル領域のYoutubeやSNSの発達により、デジタル上で自身の動画の視聴数を上げて行くことでデビューに結びつけていくような流れもできつつあります。下記の2名の方もマレーシア人ですが、Youtubeから台湾に行きレーベルからデビューしているような流れとなっております。また海外でフェスなどに登録をさせて頂きますと、まず最初に見られるポイントとしては、FACEBOOKやYoutubeでのフォロワー数や登録数となっており、ここの数字をまずは拡大しないと評価がされないという流れとなっております。
・Namewee(黄明志)Namewee - Wikipedia
・ジョイスチュー(四葉草)Joyce Chu - Wikipedia