新型コロナに関するアップデートです。タイでは商業施設も含めまして、更にビジネス活動を拡充することを決定したようです。
■感染者数 <出典>Worldometerページより
感染者数 死亡者数 回復者数
・シンガポール 34,884(+3,268) 23(±0) 21,699(+6,823)
・インドネシア 26,473(+4,202) 1,613(+241) 7,308(+1,906)
・フィリピン 18,086(+3,781) 957(+89) 3,909(+660)
・日本 16,851(+301) 891(+71) 14,459(+1,046)
・マレーシア 7,819(+574) 115(±0) 6,353(+408)
・タイ 3,081(+41) 57(+1) 2,963(+42)
・香港 1,085(+19) 4(±0) 1,037(+7)
・台湾 442(+2) 7(±0) 414(+19)
感染者の増加率についてですが、フィリピン→インドネシア→シンガポールの順番で増加率が高くなっており、感染者数の数字で行きますとフィリピンが日本を上回る状況となっております。気になるところとしては、5月よりビジネスを少しずつ戻しつつあったマレーシアの感染者の増加率がまた少しずつ高くなってきており、現地に聞きますと、小学校で新たに感染者が出たとのことで予断を許さない状況が続いているものと考えられます。死亡者の増加率は、インドネシア→フィリピン→日本と続いており、感染者の増加とほぼ同様の形となっております。
■各国への渡航可否状況 <出典>外務省ホームページより
・マレーシア 3月18日から外国人渡航者の入国を全て禁止(出国は可能)。ただし、
5月17日からマレーシア・マイ・セカンド・ホーム査証保有者の入
国を許可する。その際、①出発前に所定のオンラインフォームの提
出②マレーシア到着前14日以内のPCR検査での陰性証明の提出③
クアラルンプール国際空港での健康検査の実施④隔離施設での14日
間の隔離⑤条件付き活動制限令全規定の遵守が入国の条件となる。
※6月1日から出国日の3日前までにマレーシア大使館又は高等弁務官
事務所に対し隔離施設滞在費用の支払いに関する約定書を提出し,
入国管理局からの承認状を得ることがマレーシア行き航空便搭乗の
条件となる。
・フィリピン 入国時にPCR検査を受けるとともに、入国から14日間検疫所に指
定された検疫施設にて隔離期間を過ごすことが求められる。PCR
検査結果が陰性の場合、自宅隔離とすることもできる。
・タイ 非常事態宣言により外国人の入国を原則禁止とする。ただし、労働
許可証を有する外国人、外交団、国際機関の職員、政府の代表等に
限り健康証明書(出発の72時間以内に発行されたもの)及び出発地
のタイ大使館/総領事館が発行するレター(労働許可証を有する外
国人の場合のみ)の提示があれば入国は可能となる。
・インドネシア PCR検査の結果が陰性であることが記載された健康証明書を有する
者は、入国時に空港での迅速抗体検査(Rapid Test)を行い、新型コ
ロナウイルス感染症特有の症状がない場合でも14日間の自主隔離が
必要となる。健康証明書に該当の記載がない場合は、入国時にPCR
検査を行い、結果が判明するまで指定されたホテルにおいて最大4
日程度待機し陰性の場合は14日間の自主隔離が必要となる。陽性が
判明した場合は病院へ搬送される。
・シンガポール 全ての入国者(永住者、長期滞在者を含む。)に指定された施設で
の14日間の隔離を義務付ける(罰則あり)。
・香港 14日間の強制検疫措置をとる。
・台湾 3月19日から外国人は、居留証/外交/公務の証明あるいはビジネス上
の契約履行等の証明がない限り一律入境を禁止する。3月24日から
当面の間、航空機のトランジットを禁止する。
基本的には、条件付きでの渡航を認めるような内容の国もございますが、どの国も14日間隔離措置は必ず実施しなければならない状況となっております。どこかが口火を切るまでは、この状態は続くのではないでしょうか。