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現地レポート32: 新型コロナウィルス !?_シンガポール

f:id:Forbridges:20200227100928j:plainf:id:Forbridges:20200227101050j:plain 先週シンガポールに行きましたので、前回に続いて新型コロナウィルスについて書いてみたいと思います。
 現地では現在(2020年2月27日時点)のところ、90名の罹患者が出ておりまして、最初の頃に、 "グランドハイアット"ホテルでの国際会議で感染が広がったニュースも日本で出ておりました。その後、政府の懸命な努力によって、大分収束しかけてきており、今に至るという感じです。

 特にシンガポールは、東京23区程度の広さの狭い島内の中で、多くの国民が住んでいるためその人口密度は世界でマカオについで第2位となっております(人口密度のランキングは学生以来久しぶりにチェックしました)。ちなみに、1位はマカオ。3位は香港で、日本は25位となっております。

 そんな人口密度が高い国であるため、感染症が一度広がったらものすごい速度で広がっていく構図となっており、かつ食料品や生活雑貨などを殆ど輸入している関係で、物流が止まったら国に何も入らない状態となるために、国全体として死活問題となります。ちなみにですが、シンガポールのカテゴリー別の食料自給率は、野菜-8%、魚-8%、卵-26%、穀物-0%となっております。そのため、現在に至るまで"ティッシュ"や"トイレットペーパー"の買い占め騒ぎがあったりなどしましたが、少しは落ち着きを取り戻しつつあるようです。

 しかしながら、経済の方はといいますと、感染予防のために消費者が一斉に外出を控えるなどの行動となったため、飲食事業者の売上は対前年で50%程度に落ち込んでおり、惨憺たる状況となっているとのことです。以前、2009年頃にリーマンショックがあり、その時も経済が落ち込みましたが、その時でさえ高級飲食店で対前年80%程度には留まっていたため、如何に今回の感染症の蔓延のがひどい状況をもたらしているかがご理解を頂けると思います。

 

 ただ現地の弊社パートナーに会った際に言われたのが、こんな時でこそポジティブにそして、継続的にマーケットに対して、自社の商品・サービスについて打ち出していくことで、経済が回復基調になった際に一気に戻すことが可能になると。特に昨今では、ソーシャルメディアが普及しているため、昔にように高い広告費を継続的に出すことなく、ある一定程度の露出をマーケットに対して出すことは可能です。従って、マーケットから忘れ去られないためにも、どんな形であっても常に情報発信をし続けていくことをお薦めいたします。