今回は中国人の爆買いの波について書いてみたいと思います。数年前まで、日本を席巻していた爆買いの波ですが、中国政府の帰国通関時の規制によって大分収まってきた感が出てまいりました。少々意味が違いますが、東南アジアでも中国人の爆買いの波が押し寄せてきました。その対象として、冒頭の写真にありますようにドリアンです。 元々、中国南部では食べられていたものではありますが、それが他の地域に広がってきたようですが、過去10年で年率26%その輸入量が増え続け、更に拡大を続けているようです。
良くテレビではドリアンと聞かれたことがあるかもしれませんが、ドリアンとはどんなフルーツなのでしょうか。ドリアンは、東南アジア産のフルーツで"マレーシア", "タイ", "インドネシア"などで収穫されている果物です。キングオブフルーツと呼ばれ、一度食べたらやみつきになる果物です(注:個人差があります(笑))。
左上の写真のドリアンの中は、右上の写真のように3つ程度の空間に分かれておりまして、それぞれの空間に右上のような果実が複数個詰まっている形となっております。そして、右上の写真の黄色のものが果肉になりまして、中には種が入っております。そして、その味は良く言えばクリームチーズのような感じですが、臭いは非常に強烈です。人によっては生ゴミのような臭いと形容されることがあります。また現地の人の評価として、良いものとされているのは、甘い中でビターな味がするものが良いとされております。
そしてその種類は、マレーシアとタイで異なっておりまして、マレーシア産のものは写真のように小玉のもの。タイ産のものはマレーシア産のものに比べて倍の大きさとなっております、そしてその味ですが、タイ産のもののが大きいせいか味が薄いかんじとなっております。是非東南アジアに訪れた際にはお試し下さい。シーズンとしては年に何回かピークがあるようです、4月・7〜8月・11〜12月とあるようです。
ただし注意が必要なのは、アルコールと一緒には食べない方が良いです。といいますのも、ドリアン自体には体の体温を高める効果があり、アルコールと一緒に食すと倒れることもあるということです。また、ドリアンを食べた上は、食べ終わったドリアンの皮の中に水を注いで、その水を飲んだり、それで手を洗ったりすると臭いが取れやすくなるとのことです。そして、基本的には、公共交通機関やホテルへの持ち込みは臭いの関係上、禁止となっていることが多いです。
ドリアンパフ ドリアン
ドリアンソース付きチキンナゲット ドリアンの山
<蛇足>
その昔、会社にドリアンパフを持ってきて朝から食べているスタッフがいて、本物のフルーツでないにも関わらず、臭いがきつくて他のスタッフが切れて怒っいたことがありました(^◇^;)