今個人的に食べたいものだけを羅列していくシリーズの第6回目です。冒頭の写真は、私が1年間過ごしたマラッカの代表的な観光地である"セントポールチャーチ"の写真で、手前にあるのは日本でも有名な"フランシスコ・ザビエル"の像となっております。まずなぜ右手がないか!?ですが、ザビエルの遺体自体埋葬された後に、カトリック教会の指示によって、右手のみ聖なる遺物として切り落とされてローマに運ばれ移管・安置されました。そして、この像自体は、彼がマラッカに来て400年を経過した1952年に設置されたのですが、その翌日には、木がその上に落ちて右腕だけ壊れてしまったとのことです。(出典:wikipedia)
今回もマラッカのマレーシア料理の"サテイチェロップ"についてです。冒頭写真の右にあるサテイは、東南アジアエリアでは東南アジアの焼き物料理として目にすることがあるかと思います。マレーシア・シンガポールだけではなく、インドネシア・タイ・フィリピンでも、鶏や牛肉やヤギ肉を串に刺して提供される料理としてございます。付け合わせとして、米を押し固めたもの。きゅうり。そして、ソースとして甘辛のピーナッツソースが一緒に提供されますが、マラッカの"サテイチェロップ"は、単品の"サテイ"では、付け合わせのソースとして提供されるものを、鍋料理のスープとして活用し、その中に串を入れて茹でて食べる料理となります。ソース自体は、元々のサテイのピーナッツソースより甘さ控えめで辛さを足しているため、単品サテイよりは食べやすいものとなっております。この食べ方をするのは、マラッカが発祥となっており、首都のクアラルンプールやペナンですと、同じ"サテイチェロップ"でも普通にお湯で茹でて食べる形式のものとなっております。またチェロップ/Celupの意味ですが、"何かに浸す"という意味となっており、その昔、同僚のマレーシア人の先生が日本に行く機会があって日本から戻って来た後に、他の同僚の先生から"Celup Jepun"→日本かぶれみたいな言われ方をしておりました。
こちらの写真は、ペナンのサテイチェロップです。
■CAPITOL SATAY_マレーシア・マラッカ
マラッカで昔良く行っていたお店です。お店は前面を完全に解放しているため、ほぼ外で食べているのと変わらず、かつマラッカのアホみたいに暑い気候とソースの辛さで、すごいビールが進みます。今も写真を見るだけでは、ものすごい行列となっているので、昔良く通っていた時には、とにかく人が並ばない夕方5時過ぎにはお店には入っておりました。
シンガポールでもちょっと味は異なりますが、マラッカサテイチェロップとして販売をしているレストランもありますので是非探して見てください。