先週から少しずつタイ・マレーシアでは、ビジネスを正常に戻すために施策が始まってまいります。またシンガポールも6月1日までの外出禁止を指示しつつも、一部のビジネスについては、限定的にオペレーションを開始しても良いとのお達しが出始めております。この影響が出始めるのは、まだもう1週間ほど先にならないと分かりませんが、状況を見守っていきたいと思います。
■感染者数 <出典>Worldometerページより
感染者数 死亡者数 回復者数
・シンガポール 23,336(+5,131) 20(+2) 2,721(+1,313)
・日本 15,777(+900) 624(+137) 8,177(+4,196)
・インドネシア 14,032(+2,840) 973(+128) 2,698(+822)
・フィリピン 10,794(+1,571) 719(+122) 1,924(+710)
・マレーシア 6,656(+358) 108(+3) 5,025(+612)
・タイ 3,009(+40) 56(+2) 2,794(+55)
・香港 1,048(+8) 4(±0) 982(+103)
・台湾 440(+8) 6(±0) 366(+34)
感染者数の増加率で行きますと、前週より若干ペースダウンしましたが、シンガポールが1番多く、その次にインドネシア・フィリピンとなっております。シンガポールについては、前週もご報告した通り市中での感染というより、外国人向けドミトリーでの感染が押さえ込めていないという状況となっております。また死亡者の増加率ですが、こちらも前週より若干率が落ちておりますが、日本→フィリピン→インドネシアの順番で増加率が高くなっております。一方、回復者の増加率ですが日本が前週に比べて大幅に増えております。
■各国への渡航可否状況 <出典>外務省ホームページより
・マレーシア 3月18日から外国人渡航者の入国を全て禁止(出国は可能)。
・フィリピン 3月22日から当面の間、フィリピン人の外国人配偶者、子弟、駐在
外交官及び国際公務員は入国から14日間の自主隔離が求められる。
・タイ 非常事態宣言により外国人の入国を原則禁止。ただし,労働許可証
を有する外国人、外交団、国際機関の職員、政府の代表等に限り、
健康証明書(出発の72時間以内に発行されたもの)及び出発地のタイ
大使館/総領事館が発行するレター(労働許可証を有する外国人の場
合のみ)の提示があれば入国は可能。
・インドネシア 入国する全ての者は14日間指定された場所で隔離される。
・シンガポール 全ての入国者(永住者,長期滞在者を含む)に指定された施設での14
日間の隔離を義務付ける(罰則あり)。
・香港 14日間の強制検疫措置をとる。
・台湾 3月19日から、外国人は居留証・外交・公務の証明あるいはビジネ
ス上の契約履行等の証明がない限り一律入境を禁止。3月24日から
当面の間,航空機のトランジットを禁止。
条件的には一時期の厳しい状況よりも緩和はされつつはありますが、原則14日間の隔離という施策はどの国でも取っている状況となっております。