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現地レポート9: フィリピンついて(各メディア)

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 今回はフィリピンのメディア訪問をしてまいりましたので、その内容について纏めてみました。

 

1: Cignal

 まず最初に伺いましたのは、大手電気通信会社傘下のメジャーテレビメディアグループであるMediaQuest Holdings(チャンネル5)の子会社である衛星テレビ会社であります”Cignal”(ややこしくてすみません。東南アジア各国に言えることですが、資本力のあるコングロマリットが多様な会社を保有する構造となっているため、元を正すとどこか大手の傘下企業であったというのは良くあります)に伺ってきました。

 同局は、テレビボックスセットを購入して、ポストペイド・プリペイドで番組を楽しんだり、ペイパービューなどの形式でお客様が番組を購入する形で提供しております。また最近では、アプリを開発して家だけではなくスマホタブレットでも楽しめるようになっているとのことです。また、アメリカ系のテレビコンテンツと非常に連携が深く、“UFC”や”NBA”などのコンテンツでその会員数を伸ばしております。またそれだけではなく、ニュース系の番組もCNN PhilippinesやBloombergなどのコンテンツを放送しており、エンタメ系に強いものの、それだけではないコンテンツ力を持っております。

 このようなコンテンツを保有しているため、男性の若い世代に対するリーチ力は非常に高く、この世代をターゲットとする消費財企業様にはうってつけのメディアであると思料します。また担当の方が日本を費用に大好きで、毎年年末のクリスマス休暇には1ヶ月ほど(日本では考えられませんが…)休暇を取られて、日本に滞在して楽しんでおられる斗のことでした。

※オフィスエリアの横にあるミーティングスペースでミーティングをしていたのですが、CEOの女性の方が、CEOマガジンの取材で記者の方と通りかかり挨拶をさせて頂きました。後で伺いますと、フィリピンで一番若いCEOの方とのことで、フィリピンでも注目されている方とのことでした。また、取締役が非常にアベンジャーズ好きで、オフィスのいたるところに、時価数百万円?はする等身大の精巧にできた”アイアンマン”等々のキャラクターのフィギアが飾られており、非常に自由な雰囲気でした。

CIGNAL TV

 
2: CNN Philippines

 次にCNN Philippinesに伺わさせて頂きました。この前のCignalと違いまして、結構思う雰囲気で、入館する時も前者と異なりチェックに結構時間をかけられました。
 CNN Philippinesは非常に特殊で、CNNの中では、USとアジアからヨーロッパまでをカバーエリアとするInternationalという区分で切り分けられているのですが、Philippinesだけは単独で製作もできる機能を保有して運営も別で存在しているものとして取り扱われているそうです。そのため、フィリピン国内であれば、広告も比較的にPhilippinesの裁量で行うことも可能で、番組を含めた枠も購入することが可能とのことです。

 また訪問した際には、ウォールームと呼ばれる普段外部からは見ることができず入って来たニュースをハンドリングする一室も拝見させて頂くことができ、非常に貴重な体験となりました。

CNN Philippines

 

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3: SUMMIT MEDIA

 最後にCOSMOPOLITANEsquire等の15ブランドの雑誌を取り扱われているSUMMIT MEDIAを訪問させて頂きました。当地におきましても、まだ紙媒体を持ってはいるもののデジタルシフトがかなり進んで来ており、デジタルの方に力を注いでいるようです。それに伴い、デジタルシフトを進めているのですが、読者の画面知覚時間が極めて短いため、デジタルのインターフェイスも雑誌的にしてみたり、また動画を入れてみたりなど、読者に飽きさせない工夫をしております。

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www.summitmedia.com.ph

  

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