各国の人々の特徴の4回目です。次は中国のお隣りの台湾人の特徴です。台湾には2ヶ月の長期出張と短期出張の複数回で、都合3〜4ヶ月程度台湾では仕事をしておりました。
1. 背景
台湾は1895年に日本に併合されて終戦までの間は、日本の統治下にあることがございました。そのため、タクシーに乗った時など、運転手のおじいさんから日本人とわかると日本語で話しかけられることもございます。また、その期間に八田与一さんによって実施された台湾南部での治水事業などの功績が、今に渡るまで語り継がれたりしており、非常に日本に対して好意的な国であります。
台湾からは、昨年度456万人の方々が日本に訪問されておりまして、訪日される台湾人の訪日リピート率は81.7%と非常に高い数字となっております。また人口比率で言いますと、全国民の15.8%の方々が訪日をしている計算となっております。
<出典:観光庁データ>
2. 性格
色々な国で仕事をしてきましたが、台湾の人と仕事をする時に重要なポイントとして感じたこととしまして、"全体像を詳細に説明してから、業務に関する説明をする必要がある"ことです。仕事の全体像を説明し、これから依頼する業務内容について、その業務内容の位置付けを説明するようなイメージでしょうか。なので単純に、”これやっておいて"では話が進みにくいように感じました。しかしながら、それをすることによって、望んだゴールイメージとの齟齬が起きにくくなる効果があるので、最初は面倒なように感じられますが、やってみますとその方が業務が効率的に進められることが良くわかりました。
二つ目に日本人以上に真面目!?な部分があります。当時、とあるお店の立ち上げをしておりましたが、その時にピザ窯の搬入が全ての営業が終わった後の午後10時からありました。ここからは少々蛇足にはなりますが、重さは2t!であるため、クレーンを持ってきて半地下にあるお店まで吊る必要がございました。しかしながら、なぜかピザ窯を運んで来たトラックは荷台がガルウィングで開くトラックだったため、当然両ウィングを支える真ん中の骨が邪魔になって上からピザ窯を釣ることができません。確か、当日は連休中か連休前日だったので、全ての業者が休みモードに入ってました。運良く、車で40, 50分かかる港町から大型フォークリフトに来てもらえる手配ができたものの、いつ到着するかは分かりませんでした。僕は飲みながら何をするでもなく、一緒に待ったのですが結局リフトが到着したのは、午前0時を過ぎてから。そして全ての作業が完了したのは午前2時過ぎでした。これが良いか悪いかは、良くないとは思うのですが、その間文句を言わずにずっと一緒に待ってくれました。その他の国だったら、"じゃあ先に帰ります "と言われかねないシチュエーションにも関わらず。中国も多分にそういう部分もあったりします。
今から考えますと、立ち上げの時であったので、残業をすることが多々ございましたが、非常に良くやってくれて感謝の念しかありません。極めて真面目で真摯に取り組んでくれるスタッフ達でした。
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