今回はマレーシアの2018年第2四半期(4〜6月)の小売業界の概況について報告させて頂きます。
サービス業に関わるセグメントでは、第2四半期(4-6月)は、昨年同時期に対して全体で6.7%の増加となっております。全体的に堅調に成長した中で、大きく貢献したのは卸売・リテールと飲食事業セクターと、IT・通信関連、輸送・倉庫関連のセクターです。それぞれ、7.2%と7.6%の成長となりました。
<出典:Index of Service, Second Quarter 2018, Department of Statics Malaysia>
また卸売・リテールと飲食事業セクターの中で一番堅調に推移したのが、飲食事業セクターでして、その成長率は9.3%非常に高い数字を記録しました。1つの理由としましては、昨年度のブカプアサ(イスラム教の正月・断食月明けのお祭り)が、昨年度は6月末であったのに対して、2018年は6月中旬(月の満ち欠けに従うために毎年少しずつ1月に近づいていきます)であったため、その後の正月や長期休暇での消費を取り込むことができたからと考えられます。
それ以外に考える理由としましては、2018年5月にマレーシアの前首相であるマハティールさんが改めて政権を奪取したために、これまでGST(日本で言う消費税)が6%であったところ、6月1日から"0%"にしたことも、消費が格段した一つの要因になると考えられます。ただし、このGSTについては、3ヶ月に改めて別の政府指示が出るとも言われておりますため、今後の動向については注視していく必要がございます。
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