〜For Bridges’s Blog〜

100年以上継続するブランディングを目指して

ビジネスのヒント15〜外資規制・マーケティング・PRの第1歩_インドネシア

f:id:Forbridges:20181205171713p:plainf:id:Forbridges:20181127161017p:plain

 各国の外資規制および海外進出時のマーケティング・PRの展開方法についての第3回目となります。今回取り上げるのはインドネシアです。

 

1. 外資規制

 インドネシアについては現在に至るまで非常に厳しくかつ細かい外資規制の政策がとられております。全く進出ができない業種から、資本比率に上限が定められている業種まで本当に細かく定められております。

<出典:JETOROサイト>

https://www.jetro.go.jp/ext_images/jfile/country/idn/invest_02/pdfs/idn7A020_negativelist.pdf

 また投資金額に関しては、業種関係なく土地建物を除く投資額の合計が100億ルピア(現行レートベースで約8,000万円)、引受資本金と払込資本金額は共に25億ルピア(現行レートベースで約2,000万円)以上である必要があります。
 そしてこれらの細かいルールが存在するために、インドネシアへの海外進出時には、細かくこれらの規制について確認をする必要があり、各種条件をクリアしていく必要が出てまいります。

 

2. マーケティング・PRの第1歩
 そしてインドネシアに進出した際にマーケティング展開していくための第一歩としては、他の国と同様にまずはPRメディアイベント実施により、各メディアに貴社商品・サービスを認知してもらい、各種メディアで拡散してもらうことが必要となります。

 その後、基本的には日本企業様がインドネシアに進出した場合の商品群およびサービス群は、ミドルアッパーからラグジュアリーの商品価格帯がその殆どとなるため、これらの層をターゲットとしている紙メディア・ウェブメディアを活用した展開が必要となってまいります。

 他の東南アジアと同様に、デジタルについては非常に進んではおりますため、FACEBOOKおよび各メディアのウェブ版やオンラインテレビでの拡散も有効な手段ではありますが、特にラグジュアリー層に差し込むためには、紙メディアが一つの選択肢となってまいります。といいますのも、渋滞が激しいジャカルタにおいては、富裕層や企業の上層部は運転手付きの車で移動することが殆どです。そのためスマホだけではなく、車には普段良く手に取る雑誌等が常備されており、渋滞中に目を通すことが多いからになります。

 また渋滞という観点で行きますと、渋滞の中に拘束される時間が非常に長くなるため屋外広告を視認する時間というのも非常に長くなる傾向にあり、こちらも非常に有効な手段となっております。これらの手段をデジタルだけえはなくリアルもうまくミックスして展開することで、色んなメディアタッチポイントで消費者にリーチしていくことが必要となってまいります。

※蛇足ではございますが、インドネシアのデジタルメディアは現地物価と比較しますと、価格設定が非常に高くなっております。人口が多いためアクセス数が非常に高いからでございますが、シンガポール・日本と遜色がない金額感ではあります。

 

 弊社では、各国の強力なPR会社と連携を保有しておりまして、マーケティング計画の立案から広告出稿だけではなく、現地での展開におけるPR業務もサポートさせて頂いております。また出稿する広告についても、各国によって利用する色のテイストが異なりますため、各国の嗜好に合わせた形でご提案をすることも可能です。もしご興味がございましたら、ご連絡を頂戴できればと存じます。

↓ブログを気にいられた方はいいね!をお願いします。

For Bridges Co.,Ltd - ホーム | Facebook