今回の出張で、フィリピンでビジネスを行うシェフと、現地の協力企業に会いましたので、フィリピンだけではなく海外でビジネスを行うことについての改めて所感を纏めてみます。
1: 現地を知ること
現地のPR会社と色々な議論を重ねたり、フィリピン料理を何回か食べてみました。そうしますと、これまで数えることができない程フィリピンには出張で来ておりますが、今まで見えてなかった現地の人の生活スタイルや、物の考え方が感じることができ、改めてできるだけ現地の生活の大切さについて再認識をさせられました(詳細は次回以降に)。
2: 過信をし過ぎないこと
またシェフとのインタビューの中で出て来た話としまして、日本から進出してくる企業様が、現地の状況をほぼ見ることなしに、日本でのやり方に固執している傾向が強く、そのため、現地に受け入れられないことが多いとの話や、また、別のシェフからは、マーケットに対して、日本と同等なものを持ち込めば現地では売れるとの思い込みが強く、マーケット内で、熾烈な競争環境にあるにも関わらず、楽観的な考えたでおられる方が多いとの話を頂きました。
飲食事業に限った話で言いますと、フィリピンを含むアジアのマーケット(シンガポールを除く)の勝ちパターンとしては、超高級業態をするか、安い価格帯でコストパフォーマンスがいい業態をすることとの話も頂きましたが、裏を返しますと、カジュアルラインのビジネスでは、日本企業が日本人だけで現地企業と対等に対峙するには、マーケットへの適応をしていくと言う観点で、日本側からコントロールをするのは、非常に困難であると言い換えられます。故に、如何に現地の意見を取り込みつつ、自社のブランド価値を活かして、マーケットに適応することが重要になってくると考えます。
3: ターゲットを絞って広告PRをすること
フィリピンに来て改めて強く感じたこととしまして、マーケットにいる消費者の所得格差の差が、日本に比べて著しく甚だしいことが挙げられます。具体的には、オフィスアワーの後に、商業施設内のスーパーブランドでお買い物や食事をされる消費者の方がいる一方で、道端で排気ガスが充満した通りに面した屋台街に集まる人たちがいるなどです。
また、マニラ圏だけでも人口が非常に多いため、お客様がお持ちの商品・サービスに合わせたターゲットを正確に絞り込んだ上で、適正なメディアでの広告をすることなしには、上記2点ポイントを抑えた上で、ビジネス展開を希求しても、マーケットへ浸透させることの難しさを改めて感じました。
最後に、海外の各国においては、文化・習慣・言語など基本的に違いを認識することだけではなく、ビジネス上の商習慣の違い、広告の打ち出し方の違いや、各国でのビジネスモデル(損益表)での日本語の違い等、彼我の違いを早期に認識して、そのギャップを埋めることがスムーズなビジネスの立ち上げに必要なことかと存じます。
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