激動の2020年も残りわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?正にコロナで始まって、コロナに終わる1年となりましたが、冬に入って増加してきている中で、漸く政府も重い腰を上げて、ビジネス以外の海外からの渡航を全面禁止と致しました。今後2週間で、どのような推移になってくるのでしょうか?
■感染者数 <出典>Worldometerページより
感染者数 死亡者数 回復者数
・インドネシア 713,365(+41,587) 21,237(+1,152) 583,676(+36,792)
・フィリピン 470,650(+9,145) 9,124(+167) 438,780(+9,573)
・日本 217,312(+21,432) 3,213(+340) 182,596(+17,263)
・マレーシア 105,096(+9,769) 452(+14) 84,411(+6,018)
・シンガポール 58,529(+97) 29(±0) 58,370(+91)
・香港 8,611(+373) 136(+6) 7,474(+564)
・タイ 6,285(+996) 60(±0) 4,180(+127)
・台湾 793(+27) 7(±0) 654(+27)
先週からお伝え始めている通り、マレーシアが落ちてきた一方でタイが大きく増やしている状況となっております。広く海外からの受け入れをオープンにした影響がもろに出ている状況です。それに続く形で、日本とマーレシアがほぼ同様の感染者の増加率になっております。またマレーシアが数字を大きく伸ばす以前に、増加率の高かったインドネシアとフィリピンの数字は比較的落ち着いております。また台湾・香港も少し前のちょっと増加傾向にあった時との比較では小康状態を保っております。
また死亡者の増加率ですが、非常に不名誉ながら日本が断トツに高くなっており、そこから大分離れる形でインドネシアが続いている状況です。
そして死亡者数を罹患者数で割った死亡者の率を見てみますと、インドネシア⇨フィリピン⇨香港⇨日本の順番となっておりますが、傾向として高齢者の方の死亡率が高いため、高齢者化率の数字によって重みづけをした数値で比較すると、シンガポールが飛び抜けて数字が良く、大きく引き離されて日本がその次に良い数字となっております。
■各国への渡航可否状況 <出典>外務省ホームページより
・マレーシア 3月18日から、外国人渡航者の入国は原則禁止する。 例外として、
①5月17日から、MM2H査証保有者の再入国を許可する。マレーシア
入国後、以下の健康検査及び14日間の隔離を経ることが入国の条件
となる。a) 出発前の所定のオンラインフォームの提出b) 観光・芸
術・文化省からの入国許可の取得c) 自宅での14日間の隔離d) 接触
者追跡アプリのダウンロードe) 回復のための活動制限令全規定の遵
守。②6月10日から、主要又は技術的ポストにある企業職員・技能
労働者・知識労働者及びその扶養家族・使用人の入国を許可する。
6月24日以降、入国の条件はマレーシア到着前3日以内又は到着時の
PCR検査結果が陰性であること、入国後14日間の自宅隔離等。③6月
24日から、留学生及び医療ツーリズム目的の渡航者について、マレ
ーシア到着時のPCR検査結果が陰性であること、接触者追跡アプリ
のダウンロード、当局への事前登録等を条件に入国を許可する。④
長期滞在ビザを保有していない外国人で、マレーシア人の配偶者及
びその家族について、入管通過直後に必要な許可申請を行うことを
条件に入国を許可する。⑤永住者について、事前登録申請なしでの
入国を許可する。9月7日から、上記①~⑤の例外にかかわらず、(a)
累積感染者数が15万人を超える国の国籍者及び(b)当該国に居住する
非マレーシア国籍者等の入国を原則拒否する。
・フィリピン 入国時PCR検査を受けるとともに、入国から14日間、検疫所に指定
された検疫施設にて隔離期間を過ごすことを求める。
・タイ 国籍を問わず、次の者について入国を許可する。①労働許可書所持
者並びにその配偶者及び子弟②永住者③タイ国籍保有者の両親、配
偶者及び子弟④タイ国内で医療サービスを受ける外国人及びその介
助者⑤留学生及びその両親⑥タイに駐在する外交官、外国政府職
員、国際機関職員等並びにその両親、配偶者及び子弟⑦長期滞在査
証保持者⑧APECビジネストラベルカード保持者⑨タイ・プリビレッ
ジカード保有者⑩メディア関係者⑪特別観光ビザ又は観光ビザ保有
者
・インドネシア PCR検査の結果が陰性であることが記載された健康証明書を有する
者は、入国時に空港での迅速抗体検査を行い、新型コロナウイルス
感染症特有の症状がない場合でも、14日間の自主隔離が必要とな
る。健康証明書に該当の記載がない場合は、入国時にPCR検査を行
い、結果が判明するまで指定されたホテルにおいて最大4日程度待
機し、陰性の場合は14日間の自主隔離が必要となる。陽性が判明し
た場合は病院へ搬送される。
・シンガポール 全ての入国者に指定された施設での14日間の隔離を義務付ける。た
だし、ビジネストラックを利用して、日本からシンガポールへ新規
に入国する場合には、14日間の隔離は引き続き免除される。
・香港 8月18日から、航空機で香港国際空港に到着する者は、到着後直ち
に香港国際空港制限エリア内の臨時検体受付センターにて喀痰を提
出しなければならない。当該者は、TSCCにて同日中に判明する検
査結果を待って、入境手続きに進む。検査結果が同日中に判明しな
い場合、当該者は喀痰提出後すぐに入境手続きに進み、専用バスで
待機所である荃湾の帝盛酒店に向かうこととなる。検査結果が陰性
の場合は、速やかに滞在先に移動し、14日間の強制検疫となり、検
査結果が陽性の場合は入院となり、またその濃厚接触者は指定の検
疫センターに収容されることとなる。
・台湾 全ての国からの渡航者は、出発前3日以内にPCR検査を行って陰性
証明を取得するとともに、14日間の自宅・指定ホテル等での隔離の
対象となり、自宅又は指定地点からの外出、公共交通機関の利用は
認められない。自宅隔離中、所轄の里長等が毎日1, 2回電話で対象者
の健康状態を確認する。
日本も漸く海外からの渡航禁止措置を取りましたが、正月休みを挟んでどこまで数字が落ち着くのかを見ていきたいと思います、それにしても子供達にとっては、殆ど外に行けないという試練の時が続きますが、うまく乗り切って欲しいところです。