本日は東南アジアについてなぜPRが有効な手段となるのかについて書いて行きたいと思います。
まずはPRの定義を。。。PRとはパブリック・リレーションズの略称で、国家・企業・団体などの組織体または個人が、一般大衆に対して情報を伝播したり情報や意見を受け入れること。自身に対して理解や信頼を獲得しようとする目的で行われる広報活動または宣伝活動を含む概念です(出典:Wikipedia)。
よく"広告"と間違われることが多いのですが、非常に単純に言うと、広告は、広告を出せる場所(新聞・テレビ・ラジオ・ウェブ等々)を借りて、そこに自社に伝えないビジュアル・ワードを掲載して、自社の商品・サービスをアピールすることになります。それに対して、PRは上記の定義の通りではありますが、自社に伝えたいことをメディア等を通じて、一般大衆に伝えることになるため、必ずしも自社が伝えたい情報が伝わる訳ではない形となります。その一方で、ニュースとして大きく取り上げられることになれば、1回の情報発信で非常に多くのメディア等を介在して、広く情報が発信されることもあります。
ここで、PR実施時のサイクルについて説明いたします。
1. メディア・インフルエンサー向けイベント
商品・サービスを体験し、詳細な説明をすることで、商品・サービスについて深く理解し、良さを知ってもらい、各メディアで展開を実施していきます。
2. 記事化→読者への拡散
メディア・インフルエンサーが、各メディアにて商品・サービスについての展開を行うことで、読者へアプローチをすることで認知が広がります。
3. 読者がその商品・サービスを購入
記事やSNSへの投稿を見た読者が、PRする商品・サービスに興味を持ち購入へと誘導する事で顧客となります。
4. 読者が商品・サービス体験を SNSに投稿
商品・サービスを体験したお客様が、その商品・サービスからの体験についてSNSで投稿し更に拡散されます。
5. お客様の投稿を見ての売上増 →次なるPRコンテンツへ
メディア・インフルエンサーからの展開だけではなく、お客様によるSNS上の拡散による展開から更なる売上増の結果へ繋ぎ、次なるメディア展開へとつないでいきます。
市場に対して広告は一方向からしか情報が伝達されませんが、PRの場合、複数のメディア・インフルエンサーにより多方向から認知が拡散し、実績としてPRの費用対効果はPR費用の5〜10倍になることもあります。
そして、なぜ東南アジアでPRのが有効かと言いますと、弊社が活用するPR会社がメディアと近いところで仕事をしているからになります。なーんだそんなことかと思われるかもしれませんが、日本ですと、多種多様の業種。そして非常に多くの会社が毎日毎日いくつものプレスリリースを配信したり、イベントを実施したり致します。その中で、ニュースとしてバリューがあるような記事を取り上げてとなりますと、非常に現点数となります。しかしながら、東南アジアにおいては、その数自体がそこまで多くはないといった現状がある中で、メディアと非常に近くで仕事をしているPR会社は重要な情報源になるためです。
東南アジアではないですが、以前台湾でお世話になっていた会社は、元々かなりPR・マーケティング活動が上手な会社であったため、毎年その会社の忘年会が、夜の7時のトップニュースで取り上げられておりました。ここまで極端ではないですが、東南アジアも似たようなイメージでの仕事の進め方となりますため、PRが非常に重要な手法となります。