先週から始めた新型コロナに対する定期アップデートです。ついに先週金曜日2020年4月3日の午後4時にシンガポール首相のリーシェンロン氏が国民に向けたメッセージとして、ロックダウンを通達することになりました。内容をライブで聞いていたのですが、スーパーへの買い出し等生活をしていくことに関わる活動については、通常通りすることは問題なく、繰り返し言われていたのが食料品は問題なく供給できるので、買い占め等をしないで、とにかく家に居てほしいとのことでした。また同時に、買い物に出る際に、コロナに罹る可能性を低くするために指導員を出すとの話もされておりました。この国は、メインの言語としては英語、中国語(マンダリン)、マレー語、タミル語とあるのですが、そのうち冒頭に英語、そしてマレー語、最後に中国語で説明をされておりました。その中で興味を持ったのは、各言語の言語の話者によって根ざしている文化が違うことを念頭において、話す内容を変えていることが印象的でした。
■感染者数 <出典>Worldometerページより
感染者数 死亡者数 回復者数
・マレーシア 3,662(+1,192) 61(+26) 1,005(+617)
・日本 3,654(+1,778) 85(+31) 575(+151)
・フィリピン 3,246(+1,828) 152(+81) 64(+22)
・インドネシア 2,273(+988) 198(+84) 164(+100)
・タイ 2,169(+781) 23(+16) 793(+564)
・シンガポール 1,309(+465) 6(+3) 320(+108)
・香港 891(+249) 4(±0) 206(+88)
・台湾 363(+65) 5(+2) 54(+15)
■各国への渡航可否状況 <出典>外務省ホームページより
・マレーシア 3月18日から観光客及び外国人渡航者の入国を全て禁止。
→変更なし
・フィリピン 3月22日より当面の間日本を含む査証免除対象国から入国停止。
→3月17日から4月12日まで,フィリピン人の外国人配偶者,子弟,
駐在外交官及び国際公務員は,入国から14日間の自主隔離が求め
られる。
・タイ 3月22日から全ての国からの入国者に対し14日間の自宅待機。
→非常事態宣言により外国人の入国を原則禁止。ただし,労働許可
証を有する外国人, 外交団, 国際機関の職員, 政府の代表等に限り, 健
康証明書(出発の72時間以内に発行されたもの)の提示があれば入
国は可能。
・インドネシア 在外公館において目的別の査証の取得をすることが必要。また、査
証申請に当たり医療当局発行の「健康証明書」を提出の必要有り。
→入国する全ての者は、14日間指定された場所で隔離される。
・シンガポール 3月21日から全ての入国者について入国後14日間の外出禁止。
→変更なし
・香港 3月25日より14日間を目処に,海外から航空機で香港国際空港に到
着した全ての非香港居住者で、過去14日以内に海外滞在歴のある者
の入境禁止。香港国際空港は全てのトランジットを停止。
→1) 2月8日から中国本土からの全ての入境者及び過去14日以内に中
国本土への滞在歴がある者。
2) 3月25日からマカオ・台湾からの全ての入境者及び過去14日以
内にこれら地域への滞在歴がある者。
3) 3月19日から過去14日以内にその他の外国への滞在歴がある香港
居住者は全て14日間の強制検疫措置をとる。
・台湾 全ての国からの渡航者は14日間の自宅検疫の対象。自宅又は指定地
点からの外出/公共交通機関の利用が認められない。
→3月19日から外国人は居留証・外交・公務の証明あるいはビジネス
上の契約履行等の証明がない限り一律入境を禁止する。3月24日か
ら4月30日まで航空機のトランジットを禁止する。
先週に比べますと、どの国も制限が厳しくなっている状況となっております。また罹患者数で行きますと、インドネシアがタイの数を上回る状況となっております。