大分間が空いてしまいましたが、ブランディングについて3回目になります。
今回は、ブランドの認知についてです。特にクロスボーダーでの仕事をさせて頂いていると良く遭遇する場面について、お伝えをさせて頂ければと存じます。
前回も少し取り上げさせて頂きましたが、マクドナルドさんやスターバックスさんは、グローバルでも展開されておりますので、どのような世界中でどのようなブランドでイメージされているか!?というのが、グローバルで統一されているといっても過言ではないかと存じます。顧客視点で言いますと、"一定のクオリティのハンバーガーが、安価で食べられるとか?"、"家族で行って楽しく食べられる場所?"など挙げられるかもしれません。またマクドナルドさんのホームページを拝見させて頂くと、"おいしさとFeel-Goodなモーメントを、いつでもどこでもすべての人に"とございます。また英語では、"making delicous"、"feel-good moments"、"easy for everyone"と記載がございます。ちなみに、顧客視点で言いますとの件については、僕自身がマクドナルドさんのブランドに対するコンセプトを知らずに書いておりました。故に、マクドナルドさんがうち出そうとしているブランドコンセプトが、顧客である僕の方にも、正確に伝わっているということになります。
また、前回タイ編で取り上げさせて頂いた"ドンキホーテ"さんや、"アニメイト"さんについてはいかがでしょうか。タイからの訪日客数は昨年度110万人を記録いたしまして、日本に来たことがある人であれば、"ドンキホーテ"さんの品揃えや安さなどを既に実感しており、タイでも存分にそのブランドコンセプトに基づいた店作りを体験できているかもしれません。また"アニメイト"さんにおいては、東南アジアににいる日本のポップカルチャーの没入している層であれば、日本にも来たことがあり、実際に日本の店舗さんに来てこのブランドに触れたことがあるために、よくブランドコンセプトを理解しているかもしれません。
しかしながら、問題は日本に来たことがない層の人たちになります。当然その人たちは、ニュースやその他メディアで、"ドンキホーテ"さんや"アイメイト"さんの情報に触れることがなければ、その存在すら知らいないことになります。また名前だけを情報として知ったところで、そのブランドコンセプトやコンテンツの内容についての情報について触れることがなければ、そのブランドに関する情報が彼らのリーチすることもないですし、当然理解がされることもないです。
そして、よく遭遇する場面ではあるのですが、日本の事業者の方々と話していると、日本国内での知名度が、そのまま海外でも通用すると勘違いをされている方が非常に多くおられます。しかしながら、逆で考えていただければ自明なのですが、タイで一番大きな百貨店・商業施設グループで、"セントラル"というブランドがあるのですが、日本人では、バンコク中心部にでも旅行に行ったことがなければ、その名前すらしらないのが当然のことだと思います。故に、日本から海外も同様で、いくら日本でメジャーなプレイヤーであったとしても、海外における知名度は初進出の国であれば、地場の中小企業と大差ないところからのスタートとなります。そして、そのブランド!?ブランド名称の認知向上をするための施策としては、ただ単純に広告を打つだけではなく、360度全方位で潜在的なお客様・市場にリーチできる施策を取っていく必要がでてまいります。
そのためのPRなりブランド認知向上が一丁目一番地では必要にはなってきまして、弊社はそのお手伝いをさせて頂いております。