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現地レポート13: マレーシア首相 マハティール氏公演_東京

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 今回は先日11月6日(火)に、日本マレーシア経済協議会・マレーシア日本経済協議会、日本貿易振興機構の主催で行われました"日本マレーシア経済協議会"に参加してきましたので、そのレポートとなります。

 

 当会自体には初めて参加をさせて頂いたのですが、沢山の方々が日本側、マレーシア側双方からご参加されており、マレーシアに出向で行かれている日本人の方々中には、わざわざ日本に戻って参加されている方もおられたようです。
 会の内容自体は、今後マレーシアの経済発展に向けた大きな方向性の一つであるデジタルの活用について、マレーシア側でデジタルエコノミーを牽引する企業を創出できるような仕組みづくりに関わられているトップの方を中心として、日本企業でマレーシアにおける先進的な取り組みをされている企業様とのディスカッションなど、内容的にはかなりデジタルよりの内容で展開がなされておりました。

 

 そして、今回の会議のハイライトは、この5月の選挙で元々所属をしていたUMNOに対抗勢力として選挙に勝った元首相で現首相のマハティール・ビン・モハマッド氏の公演でありました。公演が始まる直前から1,000名以上は入るホールに立ち見が出るほどで非常に注目度が高いものとなりました。
※個人的には、マレーシアに関わるようになって丁度今年で20年となる節目の年に、マハティール氏のご尊顔を拝謁することができ感無量でした。

 

 しかしながら、マレーシアの国自体は非常に難しい状況となっておりまして、マハティール氏自体、今年の6月に首相になってから3回目の訪日と頻繁に日本に来られております。と言いますのも、(前首相在職時から)前政権による国庫金の私的流用疑惑が出ており、マレーシアの国自体が財政破綻しそうな状況であるために、日本政府からの円借款のために頻繁に日本訪問をされているようです。

 元々前回の長期に渡る政権担当時には、"ルックイースト政策"ということで、日本を見習って先進国入りしようというスローガンの元で政権運営をされており、かつ2020年には先進国入りしようという目標に向かってお仕事をされておられました。

 そのため、演説の中では、"The previous government"という言葉を、非常に多く使われており、前政権が行なった"悪さ"という点を非常に強調されてお話をされておられました。個人的には、20年前に上記のようなスローガンを掲げて、情熱的に政治に向き合っておられた首相が、マレーシアのことをご自分の言葉で、"Developing country"(途上国)と述べられていたのは、ちょっと寂しい思いにさせられました。

 

 そして弊社が目標として掲げている日本と東南アジアの架け橋となることで、地域社会に貢献すると思いを新たにして、その中の一国であるマレーシアに何らかの恩返しができればと決意を新たに致しました。

 

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