今回はシンガポール・タイ・マレーシア・インドネシアのアパレル企業様向けに各国の色・カット・嗜好性に関する特徴について纏めました。例えば、色についてですが、同じ赤色でも国よってイメージする赤色はことなっております。
赤色のイメージはエンジ色。元々伝統的なバティック(ろうけつ 染め)の色合いも非常に暗めのものが多いです。また、元々インドネシアとマレーシアは民族的な差異はないと言われておりますが、マレーシアよりスタイルの種類が多い方が多い印象です。そして、マレーシア同様に小柄な人が多く平均身長が152cm代となっておりますが、肩幅が広く胸の大きい方が多いのが特徴です。
好みとしては、90%以上がイスラム教徒であるた め、教義の中で女性は肌を人前で晒してはいけないという禁忌があり ますが、家庭の厳しさによって違うというのが実情です。矛盾するようですが、マレーシアとは逆にボディラインを出す様なカットが多いです。パンツの色は基本的には黒・茶・紺をベースにしたカラーが主流です。
赤色のイメージは紅赤色。マレーシアのビビットなバティックの赤とインドネシアの赤の中間色に中華圏の赤の色の組合せとなっております。また70%が以上が2,3世代前に中国南部から渡って来た華僑であるため、体系的も中国人と近いものが肩幅も広く、身長も160cm代あります。ただし食生活が、脂っこい中華料理だけではなく甘いコーヒー等を摂取することが多いため、中国人より太いイメージです。
好みのスタイルが極めて極端です。オフィスで働く女性は、タイトなワンピース。休みの日はTシャツ・短パンにサンダルという服装が殆どです。色彩的には原色のビビットな色合いが好まれます。また20代を中心に花柄などが人気の傾向が出てきております。
③マレーシア
赤色のイメージはコキヒ色。伝統的にバティック(ろうけつ染め)の生産は行われているものの、インドネシアに比べるとビビットな色合が多いです。元々インドネシアから来たと民族的には言われており、言語的にも80%同じであると言われてます。そしてマレー系が人口の6割強を占めますが、飽和脂肪酸が多いパーム油をよく使うため、非常に太い方が多い一方で、平均身長は155cmとなっております。また肩幅は狭いです。
マレーシアもイスラム教徒のが人口が多いですが、家庭によって服装に対する禁忌の強弱は異なります。一般的に外出時は、伝統的なマレーの衣装を着用しますが、トドンと呼ばれるほっかむりとカジュアルファッションの組み合わせもされることが多いです。全体的に体型を隠すようなカットとパンツの組合せが多いです。
④タイ
赤色のイメージはショウジョウヒ色。この中では中国に一番近いため中華圏の色合いを一番濃く残しております。タイ族は中国南部を起源とした民族であることが定説で、一部中国国内に自治区もあります。そして比較的痩せ型の女性が多く、平均身長は156cm代となっており、 肩幅が狭く、スリムで胸が小さい方が多いです。
好みとしては、スタイルを強調した様なファッションが多く、また膝丈以上のミニのタイトスカートが多いです。また、柄物ではなく、ピンクやホワイトを中心に可愛らしいファッションを好む傾向があります。基本的には露出度が他の3カ国に比べて多い傾向があります。
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