昨年度インスタ映えという言葉が、流行語になったことは、ご承知頂いていることかと存じます。しかしながら、飲食業界においては、中々どうやったらいいのかわからない。現業が忙しすぎて時間がない等の理由から、億劫になっていることが多いかと思います。
そこで、改めてフェイスブック・インスタグラム等のSNSに取り組むべきか考察をしてみました。
SNSの利用状況については、以前のコラムにも記載した通りですので、そこをご参照下さい。
1. 情報収拾のための行動パターンが変わったこと!
情報収拾や調べ物の際に使用する媒体を調査した結果によりますと、依然として検索エンジンがその割合が多くなっておりますが、若年層に行けば行くほど、SNSでの検索の利用率の割合が増えてきております。
出典:NRI「生活者年末ネット調査2016年」
また別の調査結果では、更にその比率が向上しており、SNSを使った検索行動が8割を越えるとの結果も出ております。
出典:ビデリサーチウェブ調査2016年8月 18歳から24歳
そして、SNSを検索に使う理由として、ここが重要なのですが、”人の本音が聞けること”、”何か面白そうなことが調べられること”、”情報の速報性”が大きなポイントとして挙げられております。
そして、人の本音が聞けるという観点においては、良く若い世代では、インスタグラム等の写真に強いSNSで意思決定をするということが聞かれますが、その理由としては、本音が書いてある。写真が店舗提供のものではなく、お客様がインスタグラム上に挙げたものだから信頼できるとの理由がございます。つまり、これまで○べ○グ等の飲食ポータルサイトがその役割を担ってきた部分をSNSが果たすようになってきたと読み取ることができます。
故に下記で示すように、世代によって検索行動のパターンが変わってきたと考えております。
1) 30代、40代:Google等の検索エンジン→飲食ポータルサイトor個別ページ
→ Google Map→訪問
まとめますと、以前であれば、店舗の認知向上・情報発信・店舗評価の確認の部分で、リアル店舗、飲食ポータルサイトおよび自社のウェブサイトがあればよかったのですが、それに加えて、デジタルネイティブである若い世代に対して訴求をするためには、SNSが必ず必要なツールとして追加されたと考えます。
従いまして、以前であれば開業後に飲食ポータルサイトへの登録が絶対にやっておくべきことであったのと同様に、SNSを開設して情報発信をして行くということも必ずやっておくべきこととして必要となってきつつあります。(後編へ続く)
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