〜For Bridges’s Blog〜

100年以上継続するブランディングを目指して

【閑話休題】現時点での観光業界における広告・PRについて所感

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 昨今のコロナの状況でお問い合わせが増えておりますのが、インバウンド観光業界に関わる広告掲載を実施するべきか!?実施しないべきか!?という問題についてです。当然、各国国内のビジネスについては、以前の状況に戻りつつあるものの、国またぎのビジネスについては、ビジネスパーソン渡航の可否が検討され始めた段階であり、まだまだ当該国に出張に行っても、数日間から14日間の隔離が入国するための必要条件となっている国が多いのが現実でございます。

 

 そのような状況下で、観光が再開されるのは、まだまだ先に議論されるものであるというのは共通の理解としてあるかと存じます。一方で、7月から航空会社関係で、これまで止めていたフライトを少しずつ増やしていく情報も出てきており、今後に期待感を持つことができる事象として上がってきております。それと同時に、某旅行情報検索プラットフォームの流量を定点観測しておりますと、緊急事態宣言が出されていた4月、5月に比べると、一旦落ち込んでいた数字が持ち直してきており、消費者のマインドとしては、旅行に行きたい!というマインドが醸成されつつあるため、それが数字に反映されてきている状況となっております。

 

 また、広告・PR関係でいいますと、冒頭の議論の通り、基本的には経済活動が停滞する時期においては、広告宣伝費・人件費といったところは、まず1番最初に削られる費用項目となっており、現状では各航空会社でウェブサイト上に広告枠があるところでは、あまり広告掲載自体はされてない状況ではあります。

 

 結論でございますが、メリット・デメリットを考えますと、ご予算が許されるのであれば露出を増やすためにも、広告・PRを実施された方が良いと考えます。理由といたしましては、
①競合となる観光地・ホテル・サービスなどが一切広告を打ってないために、消費者の
 マインド的に上向きになりつつ現時点において、広告・PRを実施することで消費者の
 心に刺さりやすいこと。
②現時点であれば、買い手の交渉力の方が強いこと(価格・期間・タイミング)。
③コロナ対策等を現時点から消費者に対して訴求することで、当該観光地・ホテル・サ
 ービスが安心・安全であることを、先行して消費者に刷り込むことができるため、そ
 の後の選択の段階において、他者に比べてブランディングが確立できること。

 

と理由が挙げられます。しかしながら、懸念点でございますコロナのタイミングがいつ開けるか!?ということに対しましては、やはりまだ時期が早すぎるのではないか!?という点はございますため、その状況を鑑みて、メディアによっては、タイミングについても融通を効かせてもらえる場合もございますので、ご興味がございましたら、是非ともお問い合わせを頂ければと存じます。