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今回から数回に分けて、ブランド・ブランディングについて書いてみたいと思います。
皆さんはブランドと言うと、どのようなことを想起されますでしょうか？"マクドナルド"？"スシロー"？食べ物ばかりではありませんね。"ヴィトン"？"グッチ"など、色々なブランドを思いつくと思います。
ここで国語辞典でブランドについて調べてみますと、
ブランド【brand】＜出典：三省堂・大辞林＞
①自己の商品を他の商品と区別するために，自己の商品に使用する名称や標章。銘柄。商標。
②特に優れた品質をもつとして知られている商品の名称や標章。
またマーケティングの大家であるフィリップ・コトラー先生の言葉を借りますと、
・ブランドとは、個別の売り手または売り手集団の財やサービスを識別させ、競合する売り手の製品やサービスと区別するための名称、言葉、記号、シンボル、デザイン、あるいはこれらの組み合わせ
例えば、みなさんがマレーシアに行った際に、ハンバーガーショップが2軒並んでいたとします。１つはみなさんご存知のマクドナルド。もう一つは、マレーシアでよく売っている"Ramlyバーガー"があったとします。マレーシア人にとっては非常に馴染みの深いブランドで、よく屋台に行くとおじさんが冷凍のパテを焼いて、卵を焼いたのをのせてケチャップの代わりにチリソースをかけてバンズに挟んで完成させるものです。１個60〜90円ぐらいだったかと。。。
話が横にそれてしまいましたが、"マクドナルド"と"Ramlyバーガー"が横並びにあったら、普通の人であれば間違いなくマクドナルドを選ぶと思います。といいますのも、世界中のどこにいっても、あのMマークがついているお店があれば、日本で食べるマクドナルドと遜色がないハンバーガーが出てくることが担保されているからです。そして、そのために各ブランドホルダーは、自社がそのブランドの元に提供するサービスや商品を画一したものになるように、企業努力をしております。その努力の結果、一般消費者は、日本国内や世界中のどの街にいっても、そのブランドを信頼し、安心してその店を選択することが可能となります。
ブランドの定義は上記のように定義はされますが、私たちがブランドという言葉を使うときは、標記だけではなく商品・サービス等も含めた形で言っていることが多いのかもしれません。
