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【閑話休題】ラマダンについて

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 いよいよ5月5日からイスラム教の国々では断食月が開始されます。弊社の対象国の中では、マレーシア・インドネシアムスリムが多い国となっておりまして、シンガポールでも人口の20%前後、タイでも特に南部地域ではムスリムが多い地域となっております。

 具体的には、日が昇る前から日が沈むまでの間は水分も含めて口に物を入れることができません。そのため、朝は非常に早起きをして家族揃って食事をすることになります。そしてその食事ですが、日中全く水分を摂ることができないため、水分が普段の食事より多いおかゆのようなものがメニューの中に多くなるとのことです。

 また妊婦さんや老人など特別な事情がある人たちは免除されるなど、絶対やらないとダメという訳ではなく、非常に柔軟に対応できる形となっております。

 

 以前のブログにも書いたかもしれませんが、その期間中、工場などでは昼の休憩時間が通常より短くなります。そのため、日本人が連れ立って工場外に食事に行く時などは、通常より約10から15分程度昼休憩時間が短くなってしまうため、注文してすぐ出てくるものを頼んで、急いでかきこんでお店を後にするという感じの毎日になります。また社内は、当然のことながら、特に午後になりますとあまり活気がない雰囲気になってしまうことが多かったように記憶しております。

 

 そして、日没前に街場の屋台の傍を通ると、みなさん食事だけは準備して、日没後に直ちに食事が摂れる状態で待っているという光景を目にすることが多かったです。また一説には断食をすること自体(ずっと断食をする訳ではない)は、体にいい影響を与えることもある!?という話もあります。

 

 断食の終了日は現在の予定では6月4日と言われておりますが、イスラム教の偉い方が、次の新月を迎えるタイミングを判断しての話ですので、通常その日程が確定しているものではございません。