〜For Bridges’s Blog〜

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ビジネスのヒント25〜ブロガー_シンガポール

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 本日は弊社が得意としている広告ではなく、シンガポールにおけるインフルエンサーについて書いてみたいと思います。

 

■概要

 弊社の提携先が、PRイベントをする時に、①テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ウェブメディアなどのメディア②シンガポールの有名人③ブロガーを使うことが非常に多いです。②と③は、現在よく使われているインフルエンサーと言ってもいいかもしれません。しかしながら、②の有名人に関しては、FACEBOOKやインスタグラムなどのSNSをツールとして活用して波及効果を高める形となっておりますが、③については、それらのSNSを拡散機能としては使っているものの、基本はブログを書くという体裁の形が非常に多いです。

 

■ランキング

 そして毎年bloggerのランキングが発表されておりまして、試しに、"blogger ranking singapore"とGoogle検索をして頂ければと存じます。そうしますと、

1. Top 15 Singapore Best Food Blogs - SETHLUI.com
2. Top 30 Singapore Lifestyle Bloggers and Websites

という形で上から出てまいります。

 

そしてその中身はと言いますと、

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<出典:Sethlui.com>

となっております。そして、基本的にはトップブロガーになりますと、日本のYoutuberのように代理店に所属する形が多くなっております。

 

■波及度合い

 波及度合いで行きますと、例えば弊社でも活用できます第2にのDanielFoodDiaryで言いますと、現在の月間のユニークユーザー数が400,000人(Similarwebを活用して計算)となっております。一方で、シンガポール全土で約560万人の人口がいる中で、永住権やその他のビザを除いた純粋なシンガポール人は390万人です。そうしますと、人口の10%を超える人たちが見ている計算になります(詳細には重複して何回も訪問する人がいるのでそこまでは単純ではないですが計算上はこうなります)。

 仮にですが、560万人に対する比率で言いますと約7%となりますが、日本の人口に置き換えると840万人の人たちにリーチできる計算となります。

 

■フィー
 そしてフィーは、トップブロガー1回の取材に固定で結構な金額を支払う必要が出てまいります。時給換算しましたら彼らにとっては非常にいい商売となっております。そのため、元々本業があったにも関わらず、ブロガーとして一本立ちして、それだけで食べている人たちもいるぐらいです。

 日本でもYoutuberを目指す子供が出て来ているように、シンガポールでもそのようなトップブロガーを目指して、日々自分たちがターゲットを絞り込んだカテゴリーの商品を使ったり、色んなレストランに言ったりして、オウンドメディアとして発信を続けることで、そのようなトップブロガーに追いつこうとしている若い人たちも結構おります。

 

 従いまして、長期的なブランディングの中の打ち手として、このようなブロガーをインフルエンサーとして利用することも必要になってまいります。しかしながら、コンテンツが、インフルエンサーの得意としている領域とは合わなかったり、そもそもコンテンツ自体が、現地の人たちにとって魅力がなければ、その他の広告と同じで反響がでないこともございます。