今回は以前訪日旅行者のデータに関して、書かさせて頂きましたが今回は各国別の訪日時の消費金額のデータについてサマリーしましたので見て行きたいと思います。
(出典:観光庁データ)
下記資料をご覧ください。 <単位:円>
総額 | 宿泊費 | 飲食費 | 交通費 | 娯楽 サービス |
買い物 | |
オーストラリア | 242,050 | 99,084 | 58,815 | 35,046 | 16,128 | 32,742 |
スペイン | 236,996 | 92,527 | 61,910 | 42,164 | 7,598 | 32,797 |
イタリア | 224,268 | 88,116 | 58,119 | 39,306 | 7,579 | 30,863 |
中国 | 223,640 | 47,932 | 39,854 | 16,868 | 7,968 | 110,923 |
イギリス | 219,725 | 100,009 | 55,771 | 32,983 | 8,278 | 22,649 |
フランス | 215,733 | 85,594 | 56,901 | 33,415 | 7,348 | 32,434 |
ドイツ | 191,783 | 84,397 | 47,592 | 28,503 | 5,962 | 25,242 |
アメリカ | 191,352 | 82,192 | 50,573 | 27,282 | 7,844 | 23,427 |
ベトナム | 189,427 | 56,062 | 44,039 | 18,975 | 5,873 | 64,237 |
ロシア | 188,530 | 61,970 | 43,228 | 21,745 | 8,055 | 53,389 |
カナダ | 184,134 | 75,220 | 47,743 | 27,717 | 8,250 | 25,060 |
シンガポール | 171,039 | 62,409 | 19,852 | 41,551 | 5,902 | 41,261 |
インド | 161,351 | 75,362 | 34,067 | 21,865 | 3,734 | 26,323 |
香港 | 154,460 | 45,651 | 36,743 | 16,711 | 5,025 | 50,294 |
インドネシア | 141,467 | 48,111 | 29,170 | 20,962 | 5,593 | 37,613 |
マレーシア | 137,618 | 44,858 | 30,435 | 16,351 | 6,450 | 39,522 |
台湾 | 128,069 | 35,882 | 28,164 | 13,794 | 4,963 | 45,236 |
タイ | 124,300 | 36,880 | 27,807 | 15,104 | 4,379 | 40,006 |
フィリピン | 121,765 | 31,567 | 30,187 | 14,371 | 6,036 | 39,336 |
韓国 | 77,559 | 24,888 | 19,837 | 7,660 | 3,833 | 21,292 |
訪日旅行時の消費金額順に並べて見ましたが、各項目によってそれぞれ消費額が異なります。
1. 宿泊費
どの国においても一番消費金額に占める割合が一番大きくなっておりますが、特に多いのが①イギリス②オーストラリア③スペインとなっておりまして、アジアにおいては、1) インド 2) シンガポール 3) ベトナムの順で多くなっております。
2. 飲食費
こちらも上記宿泊費と同様に、全体で見ますと欧米の国々の方の消費金額が多くなっておりまして、①スペイン②オーストラリア③イタリアとなっておりまして、アジアにおいては、1) ベトナム 2) 中国 3) 香港の順番となっております。
3. 交通費
また交通費に関しましては、日本国内移動に関するものにはなりますが、全体で見て多い国としては、①スペイン②シンガポール③イタリアの順となっておりまして、アジアにおいては、1) シンガポール 2) インド 3) インドネシアの順となっております。これはレンタカーを使ったり、一度の旅行で東京から入ってその他の都市に訪問することがあることが理由となりますが、シンガポールに関してはリピート率が高いことと関連性があるものと想定されます。
4. 買い物
巷では爆買いが大分落ち着いたとの記事も出ておりますが、全体で見るとまだ1位が中国。2位3位は、ベトナム・ロシアの順となっており、これまでランキングに殆ど姿を現さなかった国が多くなっております。またアジアで見ますと、1, 2位は全体と同じとなっており、3位となりますのが香港となっております。
今回のランキングを全体的に眺めてみての感想としては、これまであまり上位で見かけなかった新興国の消費金額が非常に多くなっている印象を受けました。これは、初めて日本に来た人が多く、今までもランキングにのるような国の方々よりも、リピート率がそこまで高くないこともあり、消費金額が多くなっているものと仮定しております。