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ビジネスのヒント24〜2018年度訪日旅行者消費金額

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 今回は以前訪日旅行者のデータに関して、書かさせて頂きましたが今回は各国別の訪日時の消費金額のデータについてサマリーしましたので見て行きたいと思います。
(出典:観光庁データ)

 

 下記資料をご覧ください。                   <単位:円>

  総額 宿泊費 飲食費 交通費 娯楽
サービス
買い物
オーストラリア 242,050 99,084 58,815 35,046 16,128 32,742
スペイン 236,996 92,527 61,910 42,164 7,598 32,797
イタリア 224,268 88,116 58,119 39,306 7,579 30,863
中国 223,640 47,932 39,854 16,868 7,968 110,923
イギリス 219,725 100,009 55,771 32,983 8,278 22,649
フランス 215,733 85,594 56,901 33,415 7,348 32,434
ドイツ 191,783 84,397 47,592 28,503 5,962 25,242
アメリ 191,352 82,192 50,573 27,282 7,844 23,427
ベトナム 189,427 56,062 44,039 18,975 5,873 64,237
ロシア 188,530 61,970 43,228 21,745 8,055 53,389
カナダ 184,134 75,220 47,743 27,717 8,250 25,060
シンガポール 171,039 62,409 19,852 41,551 5,902 41,261
インド 161,351 75,362 34,067 21,865 3,734 26,323
香港 154,460 45,651 36,743 16,711 5,025 50,294
インドネシア 141,467 48,111 29,170 20,962 5,593 37,613
マレーシア 137,618 44,858 30,435 16,351 6,450 39,522
台湾 128,069 35,882 28,164 13,794 4,963 45,236
タイ 124,300 36,880 27,807 15,104 4,379 40,006
フィリピン 121,765 31,567 30,187 14,371 6,036 39,336
韓国 77,559 24,888 19,837 7,660 3,833 21,292

 

 訪日旅行時の消費金額順に並べて見ましたが、各項目によってそれぞれ消費額が異なります。

 

1. 宿泊費
どの国においても一番消費金額に占める割合が一番大きくなっておりますが、特に多いのが①イギリス②オーストラリア③スペインとなっておりまして、アジアにおいては、1) インド 2) シンガポール 3) ベトナムの順で多くなっております。

 

2. 飲食費

こちらも上記宿泊費と同様に、全体で見ますと欧米の国々の方の消費金額が多くなっておりまして、①スペイン②オーストラリア③イタリアとなっておりまして、アジアにおいては、1) ベトナム 2) 中国 3) 香港の順番となっております。

 

3. 交通費

また交通費に関しましては、日本国内移動に関するものにはなりますが、全体で見て多い国としては、①スペイン②シンガポール③イタリアの順となっておりまして、アジアにおいては、1) シンガポール 2) インド 3) インドネシアの順となっております。これはレンタカーを使ったり、一度の旅行で東京から入ってその他の都市に訪問することがあることが理由となりますが、シンガポールに関してはリピート率が高いことと関連性があるものと想定されます。

 

4. 買い物

巷では爆買いが大分落ち着いたとの記事も出ておりますが、全体で見るとまだ1位が中国。2位3位は、ベトナム・ロシアの順となっており、これまでランキングに殆ど姿を現さなかった国が多くなっております。またアジアで見ますと、1, 2位は全体と同じとなっており、3位となりますのが香港となっております。

 

今回のランキングを全体的に眺めてみての感想としては、これまであまり上位で見かけなかった新興国の消費金額が非常に多くなっている印象を受けました。これは、初めて日本に来た人が多く、今までもランキングにのるような国の方々よりも、リピート率がそこまで高くないこともあり、消費金額が多くなっているものと仮定しております。