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ビジネスのヒント14〜外資規制・マーケティング・PRの第1歩_マレーシア

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 各国の外資規制および海外進出時のマーケティング・PRの展開方法についての第2回目となります。今回取り上げるのはマレーシアです。

1. 外資規制

 数年前までは、結構シビアな外資規制がございました。株式の半分はローカル資本であることや、マレーシア系マレーシア人の取締役が必要など、日本企業がマレーシアに進出する上では、かなり抵抗感があるような形でした。しかしながら、昨今の経済情勢の変化。例えば、1990年代には中国と同様に製造業でマレーシアに進出する流れがございました。しかしながら、中国同様に人件費が他の東南アジアと比べて高くなりすぎてしまい、撤退する企業が多くなりました。
 *私が所属していた工場も今はなくなりました。
 そのため新たに海外からの投資を呼び込むためには、過去にあった外資規制がかなり邪魔な状況となり、現状の形となっております。

 具体的には、水、エネルギー・電力供給、放送、防衛、保安等に関する事業以外に対する外資の規制はほぼない形となっております。また入国管理局が規定する資本金規制や、ライセンスを発給する管轄官庁により個別に資本金規制がございますため、進出する企業の事業内容によって、管轄官庁に確認をしていく必要がございます。ちなみに、入国管理局により規制は下記の通りです。
 1) 100%ローカル(マレーシア)資本の会社:25万リンギ
 2) ローカルと外資による合弁企業:35万リンギ
 3) 100%外国資本の会社:50万リンギ
 4) 資本の51%以上を外資が占める流通・サービス取引会社:100万リンギ
  <出典:JETRO>

外資に関する規制 | マレーシア - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ

 

 またマレーシア政府としては、先日首相のマハティール氏が来られて講演をされておりましたが、特にLook East政策ということで日本を見つつ政権運営をされてきたマハティール氏ならではでございますが、日本企業からの投資はとにかく歓迎する!との話をされておりました。

 

2. マーケティング・PRの第1歩

 そしてマレーシアに進出した場合のマーケティング・PRの第1歩でございます。一番最初は各国同様の形にはなりますが、メディアを集めて一気に拡散を図るために、メディアイベントを実施していく必要がございます。それにより、色んなメディアで貴社製品・サービスを目にする機会を設けるのが目的となります。

 その後の展開については、デジタルとリアルの連動で進めることをお薦めしております。確かにデジタルのが拡散は非常に早いですが、真に貴社のお客様になるかと言いますと、そこは別の議論となっております。そのためリアルとの掛け合わせをすることで、貴社の製品・サービスの認知向上を更に図っていくことができます。

 またマレーシアが特殊なのは、車通勤が非常に多いためにラジオが非常に強かったり、屋外広告が非常に強かったりすることです。中にはラジオと屋外広告の連動広告があったりして、広告という切り口見てもおもしろいマーケットではあります。

 

 弊社では、各国の強力なPR会社と連携を保有しておりまして、マーケティング計画の立案から広告出稿だけではなく、現地での展開におけるPR業務もサポートさせて頂いております。また出稿する広告についても、各国によって利用する色のテイストが異なりますため、各国の嗜好に合わせた形でご提案をすることも可能です。もしご興味がございましたら、ご連絡を頂戴できればと存じます。

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