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ビジネスのヒント9_各国の人々の特徴②シンガポール〜キアスー〜

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 各国の人々の特徴の2回目です。私にとつて2番目に働いた国となりますシンガポールについてです。出たり入ったりで都合3回働いたことがある国になります。

 

1. 背景

 シンガポールには色んな人種が集まっております。2,3世代前に中国南部から来た中華系の人たち。インド南部から来たインド系の人たち。元々マレーシア 半島に住んでいたマレー系など。また中華系の人たちも、南部と一口に言っても広い中国の話ですので、色々な言語を話す方々がシンガポールに集まっております。香港や深センなどの華南エリアで話されている広東語。廈門周辺で話されている福建語。その他には、客家語、潮州語など色々あります。シンガポールでは、それほどでもないのですが、マレーシア では普段話すマンダリン(中国標準語)以外に、家の中で話す言語は中国語の出身地の方言が使われるていることが多いです。

 

※蛇足1:福建語

 マレーシア に最初に行った時に、子供を教える仕事をしておりましたが、その時に、福建語の悪口的な言葉を教えてもらいました。後に、台湾に長期出張で働いていた時に、ローカルが話す台湾語が耳に入って来て、この言葉知っていると思いまして、よくよく調べてみたら、福建と台湾は海峡を隔てて対岸にあるために福建語と台湾語は、中国語の中でも同じ語群に入る仲間だったため、単語として共通性があるのは当然の話だったみたいです。

 

※蛇足2:マンダリン

 中国にも1年間住んでいたのですが、マンダリンというと中国標準語と記載があるのですが、マレーシア →シンガポール→中国→台湾と行ってみますと、マレーシア ・シンガポール・台湾は同じ言語を話していると感じるのですが、中国の中国語だけが異なる印象です。そして自分にとっては、前者は南方なまりの中国語で、たまに標準語の読み方が通じない単語があると、福建語の単語を借りてきていたりしていた経験があるのですが、どなたか詳しい方教えて下さい。

 

2. キアスー

 話しを元に戻しますと、シンガポール人を表す言葉として、自他共に認める言葉として、”キアスー”という言葉がございます。元々は福建語の言葉で、シンガポールで話されているスラング(俗語)の最たるものでして、意味は、"自分が不利益になることを恐れる"がベースとしてございまして、転じて"損することを嫌う"とか、"見栄っ張り"とかという意味で使われております。

 

Kiasu - Wikipedia

<出典:ウィキペディア>

 

 社内で仕事を依頼している分には、あまりこの特徴が出てくることはないですが、社外とのやり取りにおいては、多分にこの性格が見え隠れすることが多いです。ここの部分を理解しながら、話を進めて行くことが必要になってきます。

 一方で、個人的な経験の中では、如何に金銭的にメリットがあっても、面倒そうと感じるとやらない!やりたくない!という意識も非常に強く感じたことがございます。なので、その時はそれをどう感じさせてないかに腐心をして、仕事を進める必要が出てくることになります。この点に関しては、後日書かせて頂く、台湾編・中国編でも同じ中華圏の中での違いについて説明させて頂きます。

 

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