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ビジネスのヒント3_海外進出に於ける4つの注意点_戦略編

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 前回に続いて海外進出の際の注意点_戦略編について記述させて頂きます。前回の内容については、こちらをご参照下さい。そして、今回はまず海外進出を企図された際に、ご検討をして頂くポイントについて記述を致しましたので、ご参考にして頂ければと存じます。

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1. 戦略的なゴールがきまってない

 ご相談を受ける中で質問をさせて頂くことなのですが、戦略的なゴールについてのお考えを聞かせて頂いております。例えば、シンガポール1カ国を攻めればいいのか?それ以外の国まで視野に入れているのか?その戦略的なゴールの設定方法により、その事業展開やマーケティング戦略に影響を及ぼすことになります。例えて言いますと、ゴルフ場に出て、ピンの位置が分からずにラウンドをするようなものになります。従いまして、最初はざっくりで良いので、将来的にどうなりたいかを決めておく必要があります。

 

2. どのような消費者がターゲットが決まっていない

 これも1と似ておりますが、基本日本でビジネスをされている企業様が海外に進出されることになります。そのため、日本で対象とされているお客様が、既に何年も事業を運営されているため、敢えてデータを見なくても把握することは可能になってくるかと存じます。しかしながら、前回も申し上げた通り、国が違えが市場におられるお客様の趣味・嗜好が日本市場のそれとは異なることは当たり前の話になります。故に、日本でお持ちの顧客ターゲットのままで事業展開をしますと、実際にお客様となられる層は異なることが出てまいります。それを避けるためにも、事業を始める前に本当に日本と同様のターゲットで良いのかの確認をして頂き、もし違うようであれば、ターゲットとなるお客様の層の特定をしていく必要があります。

 

3. やりたいこととお客様のニーズのすり合わせができていない

 2とも関連しますが、自社が提供できる商品・サービスが本当に市場で通用するでしょうか?ターゲット層を定めるだけで良いのではなく、定めたターゲット層からのニーズに対して、企業様が提供できる商品・サービスが合っているかどうかの検証が必要となります。もし合っていないようであれば、商品・サービスの全体像を変えるのではなく、マーケットにあった形に微調整が必要になるかと存じます。

 昔、台湾で日本のお団子屋さんを持って来た話を伺いましたが、台湾人の方は甘いも塩辛いも、日本人の味覚に比べて薄い感じが好きという傾向がありました。そのため、そのお団子屋さんも、糖度計を使って日本よりも甘い糖度にした上で商品提供をされたそうです。そして、段々その甘さに慣れて来た頃合いを見計らって、少しずつ糖度を上げていくようなことをされたそうです。

 

4. 事業規模に見合った資金を持ち込んでいない

 最後の1個ですが、海外進出において中々難しい部分ではありますが、事業目標に見合った資金調達をする必要があることになります。当然、最初に海外に進出となりますと、そこまで資金を持ち込むことは難しいとは思われますが、事業構築に必要な資金以外に、認知度向上のための費用を別で準備していくことが必要となります。その後、事業の進捗スピードに合わせて、何らかの資金調達を行なっていくことは国内で事業展開をすることと同じになりますが、日系の銀行やリース会社から資金調達となりますと親会社の与信が評価対象となりますため、その点だけご留意いただければと存じます。

 

◆海外進出に於ける注意点_その他記事

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